秋花 [植物]
公園で、彼岸花を見た。
この時期になると、田のあぜ道や川の堤防に突然現れる、赤い花。
私は好きな花だが、毒々しくて嫌いという人も多いようだ。
この写真を撮った直後、子供達がやってきて洗いざらい花を手折って持って行ったのだが…
アレは一体、何の目的だろうか…
様子を見る限りでは、彼岸花の花をあちこちで集めているようだった。
「あ!ここにいっぱいある!」とか言っていたし。
元は人が植えて増えた花であるが、雑草並みに繁殖する彼岸花を「摘んじゃダメ、お花が可哀想でしょ」なんて言うつもりもない。
むしろ草木を摘んで遊ぶ子供など最近見ないので、微笑ましいぐらいだ。
それにしても、彼岸花を摘んで集めてどうするというのか。
謎だが、それどうするの?と聞くのも何か変な感じだ。
ところで…
先日雑誌で読んだのだが彼岸花の根には毒があり、モグラなどが近付かないので田のあぜ道を守るために昔の人が植えたのではないかという説がある。
稲が育つ間は葉も出ないので邪魔にならないという、便利な性質が重宝されたのだろう、と。
同じ理由で堤防にもう植えられたと考えると非常に納得がいく。
なるほどねぇ。
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