素浪人花山大吉

ここのところ毎日、時代劇専門チャンネルで放送している「素浪人花山大吉」を見ている。
おお！近衛十四郎だ！とか言うのではない。なんとなーく見始めたのだが、これが面白い。

近年、松方弘樹がどっかのチャンネルでやっていたが、あのつまらなさに比べたらもう雲泥の差だ。
多分それは松方弘樹のせいではなく、焼津の半次役のせいだと思うが…。

正直、近衛十四郎の顔は好みでないのだ。だからわざわざ見る事もなかった…が、やはり面白いものは見てしまう。顔は二の次と言う事か。

と、言うより見所は焼津の半次だと思う。
あの人なくしてあのドラマは成り立たない。花山大吉は一人で居たら何となーくぼさっとした浪人さんに過ぎないのだから。
しかし、品川隆二のあの独特の芝居は名人芸だ。芝居でもあれだけアホっぽいと見る気無くしそうなものだが…やっぱり見てしまうのは、あのキャラに一点の嫌味もないからなのだろう。

あと、タイトルの付け方がすっとぼけてるのが好きだ。
なんだそのバカにしくさったタイトルは！と毎回突っ込んでいる。しかもその次回予告のナレーションもどことなくすっとぼけている。

細部にまでこだわった笑いの作り方。
こんな時代劇を知らずにいたとは…不覚！


しかし。
さすがにここまで昔の作品だとゲスト出演の俳優は一人も分からない（笑）
どっかで見た事あるような…と思っても、ここまで昔だと、きっと気のせいだ。

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