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火の玉 [夢]

もう、ずいぶん前に見た夢の話。

私と友人Tは海に突き出たコンクリの防波堤の様な場所で星を見ていた。
雲が出ている空。星座の位置はおかしい。しかし星は綺麗に見えた。
私たちはそこに布団を敷いた。星を見ながら寝るつもりなのだ。
私はふと水平線の辺りに目をやった。すると赤い火の玉が海に向かって落ちて行くのが見えた!角度45度くらいで落ちて行く…!
思わず私はTをゆさぶった。見て、あれを…!
火の玉は海面に届く少し手前で爆発した。私たちはとっさに布団に潜り込んだ。爆発した物の破片がぱらぱら飛んでくる。布団の陰から覗くと、一部の海面が激しく燃えているのが分かる。
すると、警官のような格好の二人の男が防波堤に近付いてきた。今の爆発を見て、やって来たようだ。
そこに布団を敷いていることを咎めもせず、二人は私たちに今の火の玉を見たかと聞いてきた。
頷いて、私は聞いた。今のは一体何なんだ、と。
シオビッチ。シオビッチと言うものだと、そのお巡りさんとほぼ同時にTは教えてくれた。そう。何故か、Tもその名前を知っていたのだ。
飛んで来た爆発の破片を調べると、黒く焦げた虫だった。
潮ビッチの正体は、虫が球状に集まったものなのだそうだ。
何で燃えるの?何で爆発するの?という私の質問に警官もTも、まだそれは謎です、と答える。
とにかく、虫が集まって燃えながら落ちて爆発するのをシオビッチと呼ぶのだそうだ。
発生する場所は北海道の富良野だとか。そこからたくさんの虫と、細かい塵を巻き込みながら徐々に大きくなって空を移動するのだそうだ。空を飛んで、いずれ爆発する、それがシオビッチ。
Tは、珍しい物だからと、小さなビニール袋に黒こげの虫…つまり潮ビッチの残骸をいくつか拾って詰めていた。
その様子を見て、私は警官に聞いてみた。珍しい現象なのか?と。
すると、この地方ではさほど珍しい物ではないのだという答えが返ってきた。
そう、私とTはどこか旅行に来ていたのだった。

その後テレビでシオビッチに関するクイズをやっていた。どの芸能人も、知らんもん!シオビッチなんてー!と、半切れで不正解をしていた。その辺りで目覚ましが鳴り、目を覚ました。

夢の中では音でしか聞いていない「シオビッチ」という言葉だが、私は夢の中で勝手に「潮ビッチ」に変換していた。海が目の前にあったせいだろうか。
しおびっちという言葉が何故夢に出てきたのかはまるで分からない。私の頭のどこかにそんな名詞があるのだろうか…不思議な気分で目覚めた朝だった(笑)


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