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殿さま風来坊隠れ旅 第17話 [時代劇]

第17話。
今回は奥州・白河。佐賀から福島へ。こりゃまた…

奥州白河藩は松平家が治めている。現藩主は病に伏せっているので、藩政は若殿、定信が代わりに執り行っている。松平定信は言ってみれば治さん宗さんとは親戚筋。当然顔見知りな訳だが…
白河藩では能面をかぶった盗賊・能面組が藩内を荒らしていた。その能面組に出くわした宗さん。賊を追ううちに、賊の一味と間違われて役人に捕まってしまう。
一方治さんは一人で山道を歩いている途中村垣に出会う。
「能面組と称する盗賊には、表と裏がございます」
どういう意味かと問う前に、役人が現れた。村垣は姿を消すが治さんはこれまた能面組と思われて城に連行される。
治さんと宗さんは詮議の場で顔を合わせる。下っ端では話にならないから定信を呼べ、とごねるとようやく定信が現れた。
二人の顔を見た定信は「あっ」。
すぐに家臣を下がらせ、平伏。
定信の話によると…
白河藩は財政逼迫の折り、幕府から大規模な工事の役目を言い渡された。しかし、そんな金は藩にはない。そこでニセの盗賊騒ぎをおこして「空飛ぶ武器を操る盗賊退治に忙しいから工事は請けられません」と断った。
しかし幕府は「そんなに厄介な盗賊ならば援軍を送ろうと」言ってきた。それはまずい。
そこで「もう捕まえました」と返事をした。
これで済むかと思ったら、「ならばその盗賊の見聞役を送ろう」と道中奉行を白河に向かわせたという。
おいおい、空飛ぶ武器なんかないぞ。盗賊騒ぎが定信の仕組んだ事と知れたらえらい事だぞ。
ところで…宗さんが出くわした能面組と、定信配下の能面組は装束が違う。しかも、剣の腕もまるで違う。
そして何より定信は能面組に殺戮を許していないのに、城下では能面組に殺されたという領民が大勢居るという。
能面組は、二つあるようだ…。
さて今回の悪は家老と定信の側近。家老は凶悪な能面組を組織して若殿の評判を落とし、廃嫡させる魂胆。しかも盗んだ金を賄賂に、白河の支藩の藩主になるという野望まで持っている。どう考えても無理っぽいのだが、そこはほっといて…。
定信は賢い頭で側近の近藤が怪しいとにらむが、家老一派によって廃寺に監禁されてしまう。
定信が居ないまま道中奉行が到着するのはまずい…と、治さんは宗さんに定信の代役を頼み、盗賊の役をお京・染吉・源内先生・甚左に頼む。
かくして道中奉行との対面は何とか上手くいき、上手くいってしまったが為に定信はとうとう命まで狙われてしまう。定信があわや銃で撃たれようとするのを村垣が身を挺してかばい、若干の流血の後鷹参上。
今回いじけて休業モードだった甚左はラス立ちの後にも駆けつけず。羽はゲットならず。
因みに村垣負傷の件にはその後全く触れることなくエンディングへ。隠密は負傷しても無視されるのか…まさに死して屍拾う者無し!村垣は屍片づけてるのにね…(多分)

今回は笑えるポイントが多い。まず甚左が「もういい。勝手にして下さい。私はお暇をもらいます」と、すっかりヤケになって温泉浸かりに行ってしまうのだ。
それを引き止める治さんと甚左のやりとりをお染吉が見て「何、あのじいさん。ひょっとして治さんに惚れてるのかしら?オカマよ、オカマ!私には分かるの!!!」
うーむ。説得力大きいわ…。
その後定信のワガママっぷりをいさめてもらおうと甚左を呼びに行く物の、どれだけ頼んでも「私には関係ありません」「ただいま休暇中につき…」などと言って全く動いてくれないのだ。とうとう治さんは「もう知らん、勝手にしろ」と言って去るのだが、その去り際が…(笑)。いっぱい徳利の乗った膳を蹴飛ばすのだが、ガシャン!ではなく、何とも控えめなカチャ…って感じ。育ちがいいねぇ。治さんは。

宗さんは冒頭、雨宿りの為に人んちの蔵に入り込んでいたのだが、村垣と一緒だったためにゲイと勘違いされてしまう。そしてそれを否定する為に「オレは女大好き。女専門。四六時中女の事しか考えてないの」と発言した為に今度はどスケベと思われる。しかし、これは間違いではないので誤解とは言えない…。

そして源内先生の作った「空飛ぶ武器」は全編通しての最高傑作だと思う。
あんなのはきっと現代でもなかなか難しいよ。何で飛ぶんだ???盗賊役のお京達までみんなポカーンと見上げてるシーン、いいよね。
源内先生がカツラのズレを直しながらキュルキュルハンドルを回すシーンは大好きだ。ああいう小ネタ好きなんだよなぁ。

あと、ゲストがひかる一平って事で、必殺の秀さんと順の顔合わせ。京本政樹もいるから竜もいたわけだ。ファンはちょっとぷぷぷって感じかも。

さて、次回はキンモクセイと女医…いや、お医者さんのお話。
ちょっと切ない話だったかな。今回とは大違い。
お楽しみに。
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