ながきちさん

今日のねぎぼうずのあさたろうは、凄かった。

実に時代劇らしい時代劇。
なんつーか、濃いわ（苦笑）

まずイントロからしてすごい。
「よー、ねぇちゃん付きあわねぇか？」と言う、よくあるアレを、あさたろうが助けるという、実に時代劇らしい所から始まった。

そして仇を追って旅をする男との出会い、あさたろうの父ながきちの噂、１年前の殺しとその真相…。

そこには何とも切ない真実が隠されていた。


今回はもう、一本のちゃんとした時代劇として楽しんで見てしまった。
この濃い話を30分番組でやろうってんだから…ほんと、頑張るなぁ。
しかし日曜日の朝にやる番組か？ここってゾロリ先生とかの枠じゃないの？
特に今回は、ゲストの男が「不治の病」という事で、まずそこに救いがない。
普通の時代劇なら普通の話だが、これがコロコロしたややカワイイ絵（慣れちゃった…）のアニメでやる話となるとちょっと違うような気がする。
だが、それだけに余計毎回注目してしまう。

やっぱりおとっつぁんが出る回は大人の雰囲気が漂っているのか。或いは意識的にそうしているのかも知れない。
以前ながきちさんが出た回で、借金の代わりに奉公に出した娘が親元に逃げ帰ってくるというエピソードがあった。
そこで、娘を連れ戻しに来た連中がどう見てもヤクザだったのを見て「オイオイ…」と思ったのは私だけか？
きっとそうだな。あの大人の雰囲気はわざとに違いない。

そういえば今日は演出も渋かった。
ゲストの男とながきちさんが顔を合わせた辺りから背景がモノトーンになり、もの凄くドラマチックな感じで敵討ちのシーンに入っていった。
まぁ、どんだけカッコイイ演出でもキャラは野菜なんだけど…。

いや。野菜なんか気にならないぐらいの見せ方。
今回は感服。
うん。

そしてラストは雨上がる…。

タグ：ねぎぼうずのあさたろう ながきち アニメ テレ朝