久々の映画話

夏も過ぎ、秋も深まれどまだ暑い昨日の午後、借り暮らしのアリエッティを見に行った。
私個人的には面白かったのだが、どこが、と言われるとどこだとも言えない微妙な感じ。
大冒険もないし、派手な戦いもない。
そんな静かな映画がいいなと思えるのは歳を取った印だろうか。

１番何が気に入ったかと言えば、図鑑並みの植物の描写だ。
見れば、大抵の植物の名前が分かる。
これは並大抵の手間ではない。
恐らく、あの画面の中に架空の植物は一つとして入っていないだろう。
ポピー、ツツジ、ツユクサ…花も綺麗で、うっとりして見ていた。

そう。
そもそもジブリをもの凄く久しぶりに見に行く気になったのは、あの庭の絵を見たからなのだ。
和と洋の混ざり合った、緑が深くてとりどりの花が咲く庭…。
何となく、懐かしいあの庭。

ストーリーは…
一応まだ公開中なので多くは語らないが、少年の行動が何とも…何というか…余計なことばかりで…(笑)
ああ、カマドウマ嫌いな恋人が横でひゃーってなっていたなぁ。
でもダンゴムシは可愛かったな。

それにしても登場人物が少ない映画だこと。
全部で１０人いないかも。

ラストに出てくる小さい川は、野川だろうなぁ。
野川にヤカン。
普通に見かけそうな景色だわ。

ふむむ。
植物好きな人にお勧めしたい映画であった。

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