SSブログ

切符の話。 [旅行]

8月に、四国高知に列車旅行した。
東京から岡山まで新幹線。
岡山から南風号で高知。
毎年の事なので、切符は約一月前に吉祥寺のびゅうプラザで購入しておく。
長距離になる新幹線は窓際席がいいし、南風号は日の当たらない進行方向左側の座席を指定したいためだ。
機械で発券すると、そういう細かい所までは指定が出来ない。やはり旅券はカウンターでお願いするに限る。

行きの列車は、暑い中なぜか南風のエアコンが効いていないというトラブル以外はスムースに行った。

帰りの話である。

いつも通り高知で自動改札を通り、車窓を楽しみ、岡山で乗り換え。
新幹線の改札を通ろうとしたら、ゲートが閉まってキンコーーンと鳴ってしまった。
切符が違うと言うことらしいが、意味が分からない。
切符には高知→武蔵小金井(最寄り駅)とあるのだ。違うわけがない。
駅の係員に聞くと、やはりよく分からないようで首をかしげながら「武蔵小金井が逆方向なので…」とか言う。
意味が分からない。
とにかく新幹線の指定券もあるし、ここはとりあえず行っていいですよ、と言われて新幹線に乗車。
途中の「切符を拝見」も、何の問題もなく快適な新幹線の旅は終了。
さて、東京駅の乗り換え口を出る時、試しにまた自動改札を通ってみた。
やはり止められた。
仕方ないので、係のいる窓口に向かう。
向かいつつ、切符をよくよく…よーーーくよく眺めたら、『経由駅』に変なことがかいてあるのを見つけた。
経由駅。
岡山、名古屋、鶴舞…

えっ?鶴舞?

我が目を疑うとは、まさにこの事。

つまりこの切符は、岡山から在来線で名古屋に行き、さらに鶴舞で乗り換えて中央西線で塩尻まで行き、中央本線に乗り東京方面行きで武蔵小金井で降りるというルートで発券されているのだ。

そんなバカな!!

明らかに動揺しまくりで窓口に行き、切符を見せたところ、係の人も思わず目を剥く有様。
聞いてみると、実はそのルートの方が乗車券自体の価格は安いらしい。
しかし「これは発行した吉祥寺びゅうプラザの明らかなミスだから」と、差額は払わなくてもいいと言ってくれた。
そして入場券を出してくれて、これで乗り換え口を通って、この変な切符で武蔵小金井で降りれば通れるから、と言ってくれた。
なんと有り難い東京駅の係員さん。

しかし、私はその日ムサコではなく武蔵境で降りねばならなかった!

武蔵境で、またしても同じ説明を繰り返し、東京駅では入場券で通してくれた旨を伝えた。
「えーと、じゃあ計算しますね〜」
と、武蔵境の係員さんはきっちり差額分を計算して、私はその分を支払ったのだった。
なんときっちりした武蔵境の係員さん。
ちなみに…と、後ろに人が並んでいないのを確認しながら係員さんに聞いてみた。
「こういう間違いって、よくあるんですか?」
「いや。新幹線を使うって時点でこの切符はムチャクチャです」
やはり…。
吉祥寺びゅうプラザめ…。

まぁ、ちょっと面白かったからいいけどね。

証拠としてその切符を写メしなかったのは実に残念である。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

横須賀で舟を見る10月花火 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。