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不審に思う [日々]

先日…日曜日だったか。
昼下がりのことである。
インターホンが鳴った。
いつものように恋人がインターホン越しに応対する。
「近所で外壁の工事をしている者ですが、こちらのアパートの管理はどちらでしょうか?」
若い感じの男の声。
「ああ、ここは○○さんですよ」
「○○さんですか。そちらがオーナーさんというか」
「ええ。そうです」

ごく普通の会話の内容である。
インターホン越しなのに会話を知っているのは、私の部屋が玄関脇だから。
丸聞こえである。

しばらくすると、二軒ほど離れた部屋のインターホンが鳴るのが聞こえ「○○さん…そうですか…」というさっきの男の声が聞こえてくる。

…同じ質問…

恋人に、今のは空き巣なのではないかと言ってみた。
空き巣が、在宅チェックを行っているのではないかと思ったのだ。
恋人も、何か怪しいとは思ったようだ。
そもそも、アパートの2階(2階建て)の一番奥の我が家にわざわざオーナーの名前を聞きには来ないだろう。
日曜日の昼下がりとは言え、1階の4軒が軒並み留守だったとは考えにくい。

二人で、玄関を出てみると男はもういなかった。
そして、在宅チェックではなかった事が判明。

私の部屋は、その時エアコンを点けていたのだ。
玄関扉のすぐ横の室外機からは熱風と水が出ているわけで、それを見れば在宅しているであろうと察しはつくはず。

その男が同じ質問をしに立ち寄ったと思われる家を見ると、そこは風を通すために玄関扉がチェーンで開く分だけ開けられていた。

すると、その男は在宅と思われる家だけを訪ねた事になる。

これはどういう事なのか。
例えば…
住人の傾向を調べて、高齢か、若いか、騙しやすいか、ガードが堅そうか、などを調べている…とか?

目的が何であれ、とにかく気持ちが悪い。
一応、玄関に妙なシールが貼られていないかを確認したが、特に変わった様子はなかった。

今年1月のバイク盗難と言い、ちょっと治安が悪いんじゃないかと心配な小金井市。
しかし、なんせ小金井だから何もしないでのんびりしてるんだろうなぁ、警察も。
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