宝石とガラスとプラスチック [鉱物]
偽物ではない。本物風に作られた物が好きなのだ。
しかも、身につけていると結構みんな間違える。
700円の赤いガラスをいいルビーだねぇと言って来たのはミネラルショーに出店していたオッサンだった(いいのか?)。
900円の赤いプラスチックをさすがお客様、いい物を着けてらっしゃると言ったのは百貨店の宝飾品コーナーの人。
デザイン、光沢、どれを取ってもまさしく本物臭い!と言える物しか買わない私の眼のなせる技ね。むふふふふ。
最近のブラスチックはみんないい出来なので、うっかり高いガラスを買うよりも楽しめる。そう、ガラスすら私にとっては高級品。
そもそも、バカ高い宝石を買うより安いイミテーションの方が楽しめる。気楽に身につける事が出来るし、落としても落ち込まない。
別に、偽物としてガラスやプラスチックを使っているのではない。ガラスをガラス、プラスチックをブラスチックとして使っているのだ。本物のプラスチック。何が悪い!
いわゆる偽物っぽい物も持っていない訳ではない。
例えば…アレキタイプルビー人工結晶。人工結晶は手軽にカラーチェンジを楽しめるのだが、それほど安価でもないのが辛い所。
微妙なラインだと、パライバトルマリンによく似た色だけどアパタイト、とか?いやいやいや。アパタイトは立派な鉱物で決してまがい物ではない!むしろ私はアパタイト派。キレイじゃん!
話がそれた。
宝飾品は安ければ安いほど嬉しい私。それが何で出来ていようとキレイならば構わない。
↑二つ合わせて1000円程度のプラスチックのネックレス。この大きさ(5センチぐらいはある)がイミテーションのいい所。さすがにここまで大きいとプラスチック丸わかり、かと思いきや「すごーい!アクアマリンでしょー、分かるわー」とか言われたり。この大きさのアクアマリンはさすがに傷石でもえらい値になるのでは…。
人の眼の適当さに拍手喝采だ。
ちなみに…宝石類なら裸石が好きな私。余計な金具で留められたり、穴を開けられたり、繋がれたりが嫌いなのだ。ルースとか、割りっぱなしの原石とかをちょこんと置いて、観賞するのが好き。
↑蛍石とか紫水晶とか。左下の二個はアンティークガラスで黄色い方がウランガラス。ブラックライトで光るぞ〜ビカーン!
↑でも普通のビー玉すら愛しい(失笑)。美の感覚が小学生レベル…。アホっぽいなぁ。
岩塩ランプ [鉱物]
このピンクの物体は岩塩で作られたキャンドルホルダーだ。最近よく雑貨屋で見かけるコレ。電球入っているのもあるがコレはキャンドルを入れるタイプ。
一昨年、高知の(なぜ高知!)酒屋で(なぜ酒屋だ!)購入した。
その酒屋は高知市内のちょっと裏通りの、よくある感じの個人商店だった。
そこを通り掛かったら、これが綺麗にディスプレイされていた。夜だったので、中で燃える火が岩塩をなんとも言えないピンクに浮かび上がらせていて、つい足を止めていた。
それに気付いたご主人がまたすごく親切に説明してくれて…(何しろ一昨年の事なのでほとんどの事はわすれた)何より興味を持ってくれたのが嬉しかったようで、満面の笑み。
まあ、値段も酒より安い程度だったので、即買い。
あれから二年…
もちろんキャンドルホルダーとして使っているが、難点がちょっと…
ずぼらな私はつい掃除を怠る。そして、埃を被る。しかし、水拭きできない。水洗いもできない…
だって塩だもん!
いやいや、空拭きとか、丁寧に払い落とすとか、あるでしょ、と思えど…。
塩だから!溶けるのだ!湿気でちょっと溶けた表面に埃がしっかり吸い付いて、もう、離れない…(笑)
もともと表面は研摩されてないから空拭きもありえないし。
でも、遠くから見れば分かんないからまーいっか!
…いいのか…
アンダルサイト! [鉱物]
今日はアンダルサイトという綺麗な石に出会った。御徒町のルースショップだ。
アンダルサイト…知らない。
って事でお店の人に「何の仲間の石ですか」と聞いたら、「何の仲間でもない、独立した石です」と上から目線で言われた。
硬度とか、産地とか聞きたかったけど、あまりの上から目線にうんざりしてそのまま帰ってきた。
何のグループにも属さない石なんてないけど…と思いながらさっきネットで調べたらなぁんだ紅柱石の事か。アルミニウムの珪酸塩鉱物、いわゆるありふれた成分の石だった。しかし多形としてあるのが藍晶石とか、宝石にならない石だったのでああいう言い方になったのだと理解した。
でもねぇ。紅柱石って書いてあればわざわざ聞かなかったよ。
ジュエリー業界もさ、横文字にすればカッコイイみたいなのやめて欲しいよ。
でも私、黄色、茶色系は興味がないせいか、名前知らない石多い気がする。青とか緑は大好きだから結構知ってるつもりでいるけど。
それにしても、御徒町の貴金属店って何か入りにくいわ。今日はどんな感じだろうと外からざっと眺めて回ったけど、もいいいやって思った。やっぱ業者さん向けね、あそこは。
補足〜♪ [鉱物]
さて、下の下、名前忘れた石の事だが、何とか調べてみた結果、「方鉛鉱」だろうという結果に落ち着いた。
いや、方鉛鉱と書いてあったら忘れたりしないのだが、「ガレーナ」と書かれてしまうとなかなか覚えておけないのが私の和風な頭脳。
ええと、鉛を含む硫化鉱物って事で、そりゃ重いとか金属光沢だとかは当たり前だ。
取りあえず、箱か何かに入れて保管しよう。
石集めって楽しいね。
名前忘れた… [鉱物]
友人とヴィーナスフォートに遊びに行った。
7時頃に着いたから三階をうろうろしているだけで終わってしまったが、なかなか楽しい買い物ができた。
友人は携帯灰皿的な小物入れを、何を入れるか悩みながら買い、私は石屋さんで金属光沢の石を買った。
その、石の名前…
忘れた…
金属鉱物なのは確かなのだ。重いし、光沢も金属だし。
所謂普通に見かけるヘマタイトとかパイライトではなく、銅でもない。売っているのを見たことがないから何の金属だろうか調べるつもりで買ったのに、名前を忘れたら調べようがないではないか。
お台場とかのお洒落な石屋では、石の説明と言えば科学組成や産地では無い。恋愛が叶う、仕事ができる、みたいなパワーストーン的な事しか書いてないのだ。
はて、困ったなぁ
金鉱山か… [鉱物]
So-netニュースで都市鉱山という名前を初めて知った。
それで一年くらい前、テレビで言っていた事を思い出した。
日本の優良な金鉱山…かなりの含有量であるらしいのだが、その鉱石1トンよりも廃棄された携帯電話1トンの方が金の含有量は多いのだそうだ。
何か、カッコイイよね。ゴミの中から貴金属が採れるって。
で、鉱山自体は廃業したけど、鉱石から金属を取り出す技術が使えるッてんで、廃携帯電話から金を取り出す事業に転換した企業があるんだとか。
ていうかさ、そろそろ海外から鉱物資源輸入しないでゴミ漁った方がコスト的に安く済む時代が来てるのじゃないか?
アルミだって、ボーキサイトからアルミニウムにするのを100の力だとする場合、アルミ缶からアルミを使える形にするまでの力は3なんだって。97の力は一体どこへ?
どうでもいいけどね。何かカッコイイ話。
双子座流星群を見に… [鉱物]
さて下に書いたミネラルショーから帰ると大あわてでレンタカー屋へ。近所のレンタカー屋は8時で閉まる。家に着いたのは7時。ギリギリだ。
恋人の運転するキューブで向かったのは山梨の八ヶ岳方面。
双子座流星群を見る為に、待ちの光の少ない、高い場所に行かなければならないのだ。
初めて通る中央道の暗さに驚きながら、休憩を挟みつつ、目的の場所に近付いたらなんと行く手には「冬季閉鎖中」のバリケード。雪なんてまるでないのに。
仕方なく道なりに車を走らせると、視界の開けた場所に出た。公園だか、牧場だかの駐車場。ここならいい星が見られそうだと車を止めると、そこにはもう何組かの先客が空を仰いでいた。
車を降りると痛いくらいの寒さ。しかし負けるもんかと夜空を見ればあっちこっちで流れる事流れる事。
来て良かった…。しかし寒い。
一度、ひどく強い風が吹いた時たまたま通りかかった車のライトに雪が舞っているのを見てしまった。真っ暗な中だと誰も雪には気付かないようだ。だが空には星が見えているのに一体どこから雪が…?
寒さで足先が痛くなってきたので一度車に戻り、カイロを貼った。さらにもう一つカイロを持って出て、レジャーシートの上に正座し、足の先に挟み込んだ。その膝にハーフサイズの毛布を二枚掛けるとようやく落ち着いて空を見上げる事が出来た。
次々に流れる星におおはしゃぎして、散々賞賛したものの、やはり寒さと尿意には勝てず…1時間ほどで引き上げる事になった。
ああ、年末ジャンボを願う事を忘れてしまったよ…。
東京ミネラルショー2007 [鉱物]
今年もこの季節。
平日と初日を狙って14日に行ってきた。今年は友達と二人で。
まぁ広い広い会場を回りきるのは本当に厄介だが、それだけ色々な石に出会えるのは非常に楽しい。
年末だし、大して財布に入れていない私が買える物と言えば限られているが、上質な物とか、希少な物というのははなから狙っちゃいない。自分が綺麗だと思う物であれば良い。しかも安ければ言う事はない。
あれこれ見て回った結果、深いブルーの蛍石のルースを二個、そして天青石の原石(これは母岩以外が加工される事はないので大抵原石しかお目にかからない)を一つ購入。全部で1万円も使わずに済んでやれやれだ。
天青石は以前から欲しかったのだが、結構人気が高い石のようで、割と値が高いのだ。しかしまぁせっかくだし、そろそろ買っちゃおうかな、と。たまたま店の人が「残り一個だからオマケしてあげる」と言ってくれたし。うん、満足。
さて、友人は手のひらほどもある無色の方解石をゲット。重い石を鞄に詰めて帰って行った。腰痛なのに。ご苦労様。
それにしても平日だというのにこの混みようはどうした事か。
あのおっさんこのおっさん、一体何の仕事してるのやら。
で、毎年思うのだが、暖房効かせすぎで気持ち悪い。何とかしてくれ。
ロックハート城と相棒 [鉱物]
少し前の事だが、ぐんま天文台に流星を見に行った。
そのついでに大理石村のロックハート城に寄ってみた。
ロックハート城は俳優津川雅彦がはるばるどっかヨーロッパから移築した本物のお城。そして大理石村はちっちゃいながらも石のテーマパークだ。
なぜわざわざ立ち寄ったかといえば、大好きな刑事ドラマ「相棒」の撮影でお城が使われていたのだ。
近くを通るなら、行かねば!と、言う具合だ。
こんな山の中でも夏休みとあって家族連れで賑わって、なかなかの観光地振り。
さてお城は…さすが本物、実に重々しい。中はウェディング関係に使われる場所や、城の歴史の展示、ショップ、サンタクロースコレクションなどになっている。
そんな城の中で相棒のスタッフキャストで撮った記念写真を発見。テンション上がる。
階段や、壁の代理石材に化石らしき物を発見。テンション上がる。
至る所に甲冑が置いてあり、容易に近づけるので携帯で写真を撮ってみたが、どうも光が足りなくてうまく写らなかった…仕方ないなぁ。
昼食を取り、石のコーナーへ。正直、城より楽しみ。
夏休み限定イベントで、小石の中から宝石を見つけよう!という催しがあった。
もちろん、高価な物ではないが、でかいプランターの中から2ミリくらいのきれいな石を探し当てるのはなかなか楽しい。タイガーアイ、ローズクオーツ、ソーダライトなどなどを掘り出してにこにこしていたが、気付けばそろそろ帰らねばならない時間。
足早に化石や鉱物標本のコーナーを見て回るが、足早ながらも大興奮。
展示物が、ケースの中だけでなく、手で触れる物も置いてあるのがなかなか良いのだ。
そしてお土産屋さんで小さい石を二点買って帰路に着いた。
楽しかった…また行ってもいいな。
でも遠いんだなぁ。
流星群と火の玉 [鉱物]
昨日はペルセウス座流星群のピークだと言う事で、ぐんま天文台まで行ってみる事にした。
レンタカーで、夕方から出て、夜遅めに着こうという計画。
関東の道には全く詳しくない私。
恋人の運転と、カーナビに全てを委ねる。
途中、どこやらのサービスエリアに寄り、小腹を埋めた。閉店間際の店で揚げ餃子と塩ネギマヨたこ焼きを購入。屋外のテーブル席に座りながらのんびり食べる。「今流れてもおかしくないよねー」「でもここは明るいから流れても分からないよー」などと暗くなってきた空を見上げながら言っていた所…
巨大な火の玉が流れたのだ!もちろん、一瞬で消え去ったが。
「えー!」「まじで!?」
それは流星と言うにはあまりにも大きく、赤々と燃えていた。しかも尾は、火の粉すら噴いているように見えたのだ。まさに、火の玉。
幾つかの流星を観察した事がある私も、あんな大きさは初めて見た。
いや、あまりにも凄すぎて近くにあった送電線が火でも出したかと思ってしまった程だ。
一気にテンションの上がった我々は、長い長い山道を越えて天文台へ。
天文台へは長い長い階段を上がっていく。スゴイ山だ。熊も出るらしい。
息も絶え絶えで星を観察できる広場へ着くと、見た事もないような星空がすぐ近くにあった。
恥ずかしながら、天の川を初めて見た。
広場に寝ころび、幾つも幾つも流星を観察した。流れるたびに、観察に来ている人達の歓声が沸き上がった。
私達は、寒さに耐えられなくなるまで、ずっと星を見ていた。
美しい夜だった。